くすの木 10月号
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り、保護者へのアドバイスをまとめたミニブックを配布したりしています。 基山町は他の地域に子育て支援センターがなかった平成13年に「きやま子育て交流広場」をスタート。私はチーフアドバイザーとして準備段階から約10年間携わりました。その役目を後任に引き継いだ後、平成23年から4年間取り組んだのが子育て中のママ向けサロンです。手芸やヨガ、キャラ弁づくりなど、ママが楽しめるものばかり。ママの目が届く同室で託児スタッフが子どもの相手をするので、安心して好きなことに没頭できる時間でした。まさに、子育て中の私ができなかったことで、やりたかったこと。予算の関係で終了してしまいましたが、ママたちが笑顔になれる企画でした。2●活動日:毎月第1・3金曜日     10時~12時     基山町民会館 2階 会議室 ※学校の長期休業中は原則、活動お休み〈インタビュー:鳥栖・基山エリアくみかつスタッフ/文責:福地〉〜鳥栖・基山エリアくみかつスタッフおすすめ〜お話サークル「まぁまぽけっと」代表 吉田 静代さん1964年生まれ、多久市出身、基山町在住。小・中学校の教諭として勤務し、結婚後、出産を機に退職。1998年にママ友たちと「まぁまぽけっと」を発足。毎月2回、製作と打合せの定期活動を行い、依頼にあわせてパネルシアターや人形劇など出張お話会を実施。ママ友たちと作ったお話サークル 長女と入っていた町主催の2歳児サークルが解散するタイミングで、ママ友たちと「基山にも親子で人形劇を見られる場所があるといいね」、「自分たちでお話サークルを作って、子どもたちを喜ばせよう!」と、平成10年に発足したのが「まぁまぽけっと」です。絵本の読み聞かせではなく、紙芝居やパネルシアター、人形劇などを自分たちで手作りして、登場人物を動かしたり、音楽や手遊びを楽しんだり、文字が読めない小さなお子さんも分かるように工夫をしています。原作に忠実ながら、どうすれば子ども達が喜ぶかを、スタッフみんなで考える時が一番ワクワクします。 毎年、基山小学校のひまわり教室(放課後児童クラブ)でお話会を開いていて、今年は『999ひきのきょうだいのおひっこし』という絵本のパネルシアターと人形劇を披露しました。カエルの家族が小さな池から大きな池に引っ越すお話で、子どもたちは一列につながったカエルが教室中を飛び回るシーンに大興奮!子どもたちには新鮮なワクワクを届けたいので、一度披露した作品は5年間出さないと決めています。そのおかげもあって24年間の活動で、150作くらいのストックがあります。ママも楽しめる場所づくりを お話会以外にも、町からの委託事業として、小学校に入学した子どもたちの1年生ギャップを解消する「ピカピカの1年生プロジェクト」に、コーディネーターとして参加。町内の幼稚園や保育園に出向いて、不安になる子どもたちにお話をしたワクワクさせる自信あり! 基山町立図書館をサポートするボランティア団体「手をつなごう図書館の会」の一員でもあり、図書館では時々ワークショップも開いています。私の得意分野は企画力。子ども向け、ママ向けなど、それぞれを楽しませる自信があります。だって、ワクワクするようなネタが湯水のようにあふれてくるんです(笑)。 幼稚園や小学校からの依頼でパネルシアターや人形劇を披露することもあれば、個人的に手遊びや工作の講師として出向くことも。子どもたちだけでなく、高齢者の方向けや5人程度の小さなサークルの集まりにも対応可能です。決して上手な演技でも作品でもありませんが、親子や友達とワクワクするようなひと時を過ごすことで、手作りの楽しさやあたたかさを感じ、豊かなコミュニケーションにつなげて欲しいと願っています。絵本を飛び出して子どもたちにワクワクを絵本を飛び出して子どもたちにワクワクを

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