くすの木9月号
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〜佐賀エリアくみかつスタッフおすすめ〜視覚障害者用グッズ(おもちゃ・ゲーム)録音図書の一部センター長 田中真理さん展示中の日常生活用具2佐賀県立視覚障害者情報・交流センター あい さが■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■はありましたが、専任の担当者による窓口を設け、見えない・見えにくいことでお困りの方が安心して暮らせるように日常生活や福祉サービスの利用の相談に応じています。その他、便利な調理グッズや音声付きの日用品、色々な種類の白杖など約90点の日常生活用具を展示し、実際に触ったり試したりもできます。最近はスマホなどデジタル機器の相談も多いですね。 館内には交流スペースがあり、月に一回、茶話会などを開催しています。昨年は、「あいさが」を知っていただくために一般の方も参加できるお祭りのようなイベントを開催し、今年も11月に予定しています。 私たち職員は、本の貸出や情報提供など一般的な図書館と同じような業務も行いますが、より一人ひとりに寄り添ったきめ細かいサービスを心がけています。「あなたが面白いと思う本を紹介して」と言われることもあり、その方の好みを聞きながらセレクトすることも多いですね。「あいさが」がオープンして2年。現在、登録されている利用者さんは約370名ですが、対象となる方はまだまだいらっしゃると思います。必要とする人に、大切な情報が届けられるように今後も取り組んでいきたいです。住所:佐賀市天神1-4-16/TEL:0952-26-0153開館時間:9:00~17:00休館日:月曜日、年末年始、特別整理期間※月曜が祝祭日の場合は開館し、翌火曜に休館〈佐賀エリアくみかつスタッフより〉 障がいの有無に関わらず多様な人々が共生できる社会作りというSDGsの流れに沿った施設が佐賀市内の身近にある事を広く組合員さんにもお知らせしたいと思いました。〈インタビュー:佐賀エリアくみかつスタッフ/文責:福地〉見えにくくてお困りの方に 開館から約50年、老朽化した佐賀県立点字図書館の現地建て替えによって誕生したのが「あいさが」です。もちろん点字図書館としての機能は引き継ぎ、点字図書や録音図書(テープ・CD)、拡大図書の貸出・閲覧を行い、蔵書は点字、録音図書合わせて1万タイトルほどあります。一見少ないと思われるかもしれませんが、全国の図書館間で相互貸借を積極的に行っているので、読みたい本や雑誌は取り寄せることができます。今でこそ、パソコンで点訳できるようになりましたが、昔はすべて手作業のため1冊点訳するのにかなりの時間と手間がかかっていました。より多くの本を点訳・音訳するため、全国で協力して製作の重複を避け、利用者さんの本を読む楽しみを広げてきました。「あいさが」の利用対象者は、視覚障害者だけでなく、病気や高齢などで字が読みにくいなど、さまざまな理由で読書に不自由を感じる方です。図書の貸出は、視覚障害者の場合は郵送が無料になるので、ほとんど郵便でお届けしています。利用者のご自宅や入居施設を訪問して図書をお届けする巡回サービスも行っています。生活の悩み相談から           用具のお試しまで 「あいさが」になって新しく取り組んでいるのが、相談支援と交流活動です。点字図書館の時代も個別に相談に応じること点訳・音訳を担うボランティア 点訳図書・録音図書の製作のほとんどは、ボランティアさんが担っています。「あいさが」でも、200名以上のボランティアさんが登録されています。毎年3月にボランティア希望者を募集し、一年間の養成講座を受講した後に活動をスタート。ボランティアさん同士の交流や定期的な勉強会も行われています。点字図書から日常生活の相談まで点字図書から日常生活の相談まで

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