くすの木  7月号
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2~杵藤エリアくみかつスタッフおすすめ~ ちなみに胎教パステルは、お腹の中の赤ちゃんと対話をしながら描いていきますが、子どもが生まれた後でも体験できます。ご自身が妊娠中だったことを思い出しながら描いてもらうんですが、子育てで迷われている方が涙されることもあります。お子さんとの関係性で悩まれている方にとっては、「あんなことも、こんなこともあったよね」と当時の自分を振り返りつつ、子どもの愛おしさを改めて感じられる大切な時間になります。色の使い方や表現の仕方の違いを楽しんでほしいです。 指で描くパステルアートは五感を使って脳を刺激するので、子どもたちはもちろんですがご年配の方にもぜひ体験してほしいです。初めての方も、絵心に自信がないという方でも大丈夫。最後までやってみると素敵な作品に仕上がるので、体験後にはちょっとした自信にもつながります。今後は高齢者向けのサロンなど、そういった所ともつながっていければ嬉しいですね。 レッスンの開催についてはSNSでお知らせしています。出張スタイルでお伺いすることもできますので、お気軽にご相談ください。(胎教パステルアート)パステル フラフィ検索〈インタビュー:杵藤エリアくみかつスタッフ/文責:福地〉Instagramパステル フラフィ 代表 伊藤 加奈子さん1977年生まれ、武雄市在住。学習塾や教育施設での勤務を経て、幼少期の親子関係の大切さを痛感。妊娠中に胎教パステルアートに出会い、子育て観が大きく変わるきっかけに。インストラクターの資格を取得し、2022年に「パステル フラフィ」を設立。(季節のパステルアート)(パステル曼荼羅アート)子育てへの不安がやわらいでいく パステルアートは、チョークのような画材を使って描く絵のことです。絵の具のように水は使わず、身近な道具などでパステルを削って粉状にしたものを指につけて描きます。とても簡単なので、小さいお子さんからご年配の方まで幅広い年齢の方が楽しめます。 私とパステルアートとの出会いは10年ほど前。妊娠で情緒不安定になっていた頃で、子育て支援センターで胎教パステルアートを体験して大きく変わりました。「ちゃんと子育てできるかな?」「この子を幸せにできるだろうか…」など不安な日々を過ごしていましたが、胎教パステルでお腹の中から包み込まれるような感覚になって、気持ちが楽になりました。赤ちゃんとつながっていることが実感でき、幸せなマタニティ生活を過ごせたし、生まれた後の子育ても楽しむことができました。自分がやりたかったことにチャレンジ 仕事と子育てを両立していましたが、コロナをきっかけに働き方を見直すことに。自分が本当にやりたいことって何だろうと思ったとき、真っ先に思い浮かんだのが胎教パステルアートでした。すぐに調べてインストラクターの資格を取得。当時は直接会うのが難しかったので、SNSで参加を呼びかけてオンライン講座をスタートしました。今は子育て支援センターや子ども園、子育て世代が集まるワークショップなどに講師としておじゃましたり、妊婦さんで外出が難しい方は自宅までお伺いしたりと様々です。子どものように好きな色を自由に使おう ご用意しているレッスンメニューは、親子で体験できるものや季節をテーマにしたもの、黙々と没頭できる点描アートや曼荼羅アートなど様々です。いつも思うのは、大人は固定概念にとらわれがちですが、子どもの発想は本当に自由で豊かだということ。「その色とその色を組み合わせるの?」という大人の心配なんてお構いなし(笑)。親子で出来上がった作品を見て、子ども心に戻って描くパステルアート子ども心に戻って描くパステルアート

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