11月29日（金曜日）佐賀市ほほえみ館にて、平和講演会「核兵器のない世界は実現できる・・・核抑止論の矛盾」を開催しました。

講演会では世界に向けてさまざまなアピール発信を続ける著名な学者・文化人7名による世界平和アピール７人委員会のお一人である小沼通二氏にお話いただき、コープさがの組合員、役職員だけでなく平和の活動を続ける他団体の方や一般の方、新聞記者も参加して50名の参加がありました。

今年10月22日に日本政府がこれまでの姿勢を変え、初めて国連の場で「核兵器の非人道性」を認め、核兵器廃絶を求める共同声明に賛同したことが大きな変化の機会になっていること、そして世界の核兵器保有国による核抑止論は破綻し、少しづつではあるが核兵器廃絶に賛同する国は広がり続けている。この背景には世界のNGO市民団体が大きく貢献しており、世界の世論に支持された歴史の流れは止まらない。いつでも抵抗勢力によって前進と後退の繰り返しが起きるが、戦争廃絶は夢でなく、歴史を見れば現実。いつどのように変化するかは予測できないが、変化の機会が来たときそのチャンスを捕らえるための準備が必要というお話でした。

小沼先生は翌日長崎での主催講演の準備と、７人委員会ののメンバーのお一人だった辻井喬（堤清二）氏が前日に亡くなられ極めてお忙しい中でしたが、情勢をわかりやすくお伝え頂き、とても元気の出るお話をいただきました。これからの核兵器廃絶と平和の運動を続けるにあたって大きなパワーをいただきました。

【問い合わせ】 総務部　組織企画グループ　牧 TEL:0952-31-3977 受付:9:00-18:00（月～金）