震災原発事故から6年、福島の現状を視察する第2回「ふくしまを訪ねる旅」に13名の組合員と事務局職員2名が参加しました。10月26~28日 原発事故の被災地、避難者の仮設住宅、りんごの生産地などを訪ねました。
■今年から避難解除された富岡町
昨年まで居住が出来なかった富岡町は4月より帰還ができるようになっていました。JR富岡駅が改築しいわき市方面とつながり、新しいショッピングモールもできたばかりでした。新栄店に植えた夜の森の桜も見てきました。帰還できた住民はまだごくわずかですが、人の住む町へ少しづつ変わろうとしています。
■帰還困難が続く大熊町と双葉町
事故を起こした第1原発周辺は除染が進まず、相かわらず草茫々で立ち入り禁止の柵が続いています。かつて人でにぎわったお店も、人家もあの時のままです。バスの車内より線量計で放射能を測定しました。鳴り続ける線量計の音や、立派な自分の家が草茫々になって戻れない現実を目の当たりにしました。
■飯館村の避難者の仮設住宅を訪問
福島市松川の飯館村から避難された方の仮設住宅を訪ねました。飯館村も今年避難解除されましたが、帰っても一人暮らしで近所に誰もいないためどうしようもないから引っ越せない。補償金のお金なんかより、農業を続けられる土地や元どおりの生活を返してほしいと言われました。補償金をもらう避難者への偏見の目もあるそうです。
■JAふくしま未来のリンゴ選果場と放射能検査センターを訪ねました
生協で扱っている桃とリンゴの選果場と直売所ならびに放射能検査センターを見学しました。原発事故後の畑や樹木の除染の徹底と出荷ごとの放射能検査によって商品の安全を確認されていました。風評に惑わされずに、佐賀でももっとアピールして利用して支えていくことが大切と思います。
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